2017年に設立した㈱奏草舎では、2018年の7月から飲食店とレンタルスペースが併設するコミュニティパーク『SOSOPARK』の運営管理をしている。
今回は、そのレンタルスペースの話。
SOSOPARKは、草加駅東口から徒歩3分、駅前通りと旧日光街道が交わる交差点のところに点在し、集客力の高いカフェが2店舗(SOSOCAFE、カフェスムー)常設する、傍から見れば高立地と言われる場所にある。
そこにレンタルできるスペースは大きく分けて3箇所あって、キッチンカーやフードトラックといった移動販売車が出店できるスペースは、そのうち2箇所。
1つは軽自動車1台がちょうど停められるほどの広さで、もうひとつはフードトラックでも2台は並べて停められる広さとなっている。

料金は時間単位でなく1日単位で、イベント開催時を除くと、どのスペースも平日は1,500円、土日、祝日は3,000円、電源利用オプション500円で貸出している。
ベッドタウンで急行も停まる草加駅。
周辺のパーキングは24時間停めて1,000円が相場なので、自分で言うのもアレだけど、駅チカスペースとしてはなかなかリーズナブルな価格設定ではないかと思う。
オープン当初は、キッチンカー、ポップアップショップ、チャレンジショップなどからの予約がバランスよく入ってくる思惑だった。
「場所がいいし低価格設定だから予約が入ってくるだろう」的なね。
だけど、屋外で日差しや雨を凌ぐ屋根もなく、電源コンセント以外の備品レンタルなどもなかったスペースには、ポップアップショップ、チャレンジショップからの引き合いはほとんどなく、予約の95%以上がキッチンカーやフードトラックなどの移動販売車という現状だ。
そこで、考え方を少し変えてみた。
引き合いの多い移動販売車への営業を主体にし、そこで売上をつくりながら、ポップアップショップやチャレンジショップの予約を増やしていくための物理的な問題をクリアしていこうと。
そうなると、移動販売をしている人たちの情報を収集して徹底的に調べて、そしてアプローチしていかなきゃと思ったんだけど、その中でまず強く思ったのが
「SOSOPARKに出店した移動販売の方たちは、どれくらい儲かってるんだろうか?」
てところ。
移動販売初心者、いろんな場所で経験を積んできたベテラン、販売するメニューやコンテンツなどによって集客力や売上は左右されるのは当然だけど“あそこで出店すれば儲かる”と数字や雰囲気で感じてもらわなければ次の予約が入らない。
そこで移動販売をしている人たちが、どんな思いで始めて、日々何を思い、どういったことを求めているのかを、貸し出す側もしっかり知っておく必要がある。
そんな中、移動販売業界のリアルな部分をブログやYouTubeで発信し続けている、千葉県でクレープ販売をされてる『キャンプスクレープ』さんをネットで知った。
右肩上がりのブーム基調だったように見えた移動販売業界も、この新型コロナウイルスの影響によって流れが大きく変化していってる。
キャンプスクレープさんも、今は休業中のこと。
新型コロナウイルス問題は、まだ真っ只中で、移動販売業界がこの先どう変化していくのか分からないけど、その変化の先に対応していかなければ生き残れない世の中だし、日々の動向と情報収集を抜かりなくやらなきゃと思う。
アフターコロナ(ウィズコロナ)には、『キャンプスクレープ』さんをSOSOPARKにぜひお呼びしたいな!
キッチンカーの聖地を目指す改善の日々はこれからも続きます。